2019/04/13 00:00
焼成方法もあれこれやってみました。
不安定極まりない釉薬ですから、本当に、練らしの温度が5℃違うだけで、けっこう変わるんです。
1200℃も上げるのに、5℃くらい…とか思ってましたが、いやいや、5℃は重要ですww
それに、磁器のシャープさは、それはそれで好きなのですが、やはり、土の柔らかさの方が好きなんですよね。
そうなると、陶土か半磁土(半分磁土で半分陶土っていう粘土)で作りたいわけです。
そうすると、やっぱり、最高温度は1230℃程度にしたいなんて思うわけです。
ところが、最高温度が1230℃では、いい感じに釉薬が溶けない。。。
ん。。。と思っていた時に、
昔ちょっとだけお世話になった京都造形芸大の集まりがあって、なんとな~く参加したんですね。
打ち上げの飲み会で、たまたま同席した教授に、釉薬が溶けるとか、溶けないとかいう話をしたような気がします。
「練らし時間を伸ばしたら、かかるカロリーが上がるから…」どうのこうの・・・なんて話になったんです!
これだよー!!って思いました。
嬉しくって、思わず飲みすぎて、(差し向かいに座っていたおじさんが飲ませ上手だったんです)
翌日は、二日酔いのまま京都から帰りましたww
さっそく、最高温度の練らし時間を伸ばしてみました。
流れずに溶ける時間を探すのです。
ついでに、900℃でも練らしてみたり。。。
とにかく、思わぬところにヒントは転がっているものです。
そんなこんなで、発想の泉が枯れてしまう前に、なんとか着地点がみつかったというわけです。
ところが・・・
(つづく・・・)